今年8月末に亡くなり、9月と10月に報じられていた。今まで全く気づいていなかった。
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North Korea Today の最終更新日時は8/24 23:09*1だから、発見はその一週間後か。そのサイトには現在アクセスできず、そして google 検索ではサイトのURL http://www.pyongyangology.com/ を見つけることは非常に難しい。Infovlad.Net の方は今はまだアクセスできるものの、2016-03-27 でドメインの有効期限が切れる。こういうわけで、Vlad氏のインターネット上での活動場所は今年度末までにすべて消えることとなる。
遺著『チャイナ ハッカーズ』は、OSINT(5-6章)とHUMINT(1-4章)からなるいわば「情報」処理入門書だ。6章で取り扱う公開情報 (open source) の内容は、5章で紹介されるような技法を用いて獲得されたものであり、そして1-4章で披露されるヒアリングを通じ検証されるものである、と言ってもよいだろう。日本人サイバーテロ研究家が暴く【中国ハッカーの正体】 | 日刊SPA!のエピソードは、本書第5章でより詳しく説明されている。書評として知られざる中国ハッカーの「素顔」 『チャイナ・ハッカーズ』 – THE ZERO/ONEがある。

- 作者: ウラジミール
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/05/20
- メディア: 単行本
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Vlad氏による他の国の分析手法の解説をもっと読みたかった。非常に残念である。