Lisp Cabinet を使って編集している common lisp スクリプト(sbcl用)をスタンドアロンの実行バイナリにしようとしたものの、quicklispの設定ファイルの読み込み方法が分からなかった。
このようなことは quicklisp を独自に導入すれば疑問に思わないだろう。quicklispのインストールはとても手軽であり、quicklispのユーザー向けの設定内容も分かりやすい。
そこで、Lisp Cabinet を使わずに、 gnupack をもとに lisp 関連のファイルを用意したい。gnupack には日本語入力の変換時に未変換の文字列が表示される Emacs*1をはじめとして、Windows 向けに調整されたソフトウェアが収録されている。「システムの設定を変更することなく,bash,emacs,gvimで必要な環境変数が設定でき」*2るという gnupack の特徴は、Windows ユーザーでこれらのソフトウェアを使用する人にとって魅力的だろう。この gnupack をもととして Lisp Cabinet と同等の環境を整えるまでにはそれほど時間を要しないと思う。