Index of /_pub/eamat/MyScriptの IME.ahk を使用して、日本語入力における Caps Lock や英数入力の挙動を観察してみた。具体的には、入力モードを取得するIME_GetConvMode()を使って、ATOK 2010 と Microsoft Office IME 2010 の状態の変遷を追った。ただし、両 IME とも、初期設定を前提としている。
以下に示すのはローマ字入力における挙動である。同様の傾向を示したかな入力の結果については省略する*1。
モードや動作\IME の状態 | ATOK 2010 | Microsoft Office IME 2010 |
---|---|---|
Caps Lock を単独で打鍵したとき | 24 | 16 |
Shift + 文字 | 24 | 16 |
半角英数*2 | 16 | 16 |
半角全角*3 | 24 | 24 |
この表から分かることは、二つの IME には違う挙動があることだ。それは、Caps Lock を単独で打鍵したときと、Shift を押しながら 文字を押したときである。それらについて、ATOK 2010 の方は全角英数として処理し、Microsoft Office IME 2010 は半角英数として処理している。
IME に応じて処理を変更するときには、上記の点に留意する必要があろう。