ようこそ
これは、Dvorak Advent Calendar の第19日目のエントリーです。
目次
4. おわりに
これまで説明してきたことをまとめます。まず、Dvorak配列は人間工学の観点から一定の評価を受けるようになりました。直接入力と日本語入力それぞれについては、Dvorak配列をそのまま使用すると欠点があらわれてきますが、いくつかの対処法により、その欠点を補うことができます。Dvorak配列を使用して、キーボード入力を快適にしてみましょう。
説明できなかったことは3点あります。一点目は、Dvorak配列を改変した直接入力用の配列です。それは、"C, C#, Java, Pascal, Lisp, CSS, XML and alikes" につき多用する各種記号が入力しやすくなっているProgrammer Dvorakや、QWERTY 配列と同様に Z X C V を下段左に配置したThe Capewell-Dvorak Keyboard Layoutといった配列です。Dvorak配列のどこが改変されているのか、その改変の狙いは一体何なのか、という点に注目してみましょう。
二点目は、Dvorak配列の拡張入力方式たるY拡張Dvorakローマ字かな変換ルールです。DvorakJP や ACT、JLOD配列の説明を参考にしながら、この「Y拡張Dvorakローマ字かな変換ルール」を読み解いてみてはいかがでしょうか*1。
三点目は、ここ最近、日本の高校生1年生が、英語の教科書を通じて、Dvorak 配列に関するうさんくさい知識を学習していることです。この件については高校英語教科書におけるDvorak配列 - yasuoka の日記をご覧下さい。非常に嘆かわしいことです。
そうはいうものの、これらの情報は、Dvorak 配列を快適に使用する上で、必須のものではありません。余裕がある方は、それぞれの情報を調べてみて下さい。
最後にお礼を申し上げます。Dvorak Advent Calendarに参加する機会を与えて下さり、ありがとうございます。このイベントに参加している方々の、小ネタから役立つ情報まで種々多様な投稿を楽しみにしています。
5. 追補 Dvorak Advent Calendar エントリー一覧
関連エントリーが公開され次第、随時更新します。