本日公開した DvorakJ 最新版より、順にも同時にも打鍵する配列を設定出来るようにした。これは、JLOD 配列や月配列のような順に打鍵する配列と、下駄配列のような同時に打鍵する配列を同時に使用する配列だ。
設定上のポイントは3点ある。第一に、設定ファイルの一行目に、順に打鍵する配列を使用するうえで記述すべきことばと、同時に打鍵する配列を使用するうえで記述すべきことばの両方を記述する。たとえば、「順」「同時」ということばの両方を記述すればよい。
第二に、設定ファイルの記述は、原則として、順に打鍵する配列のものに準拠する。
第三に、同時に打鍵する配列として処理したいストロークを丸括弧でくくる。丸括弧は半角でも全角もよい。以下のひとつ目の例は、同時に打鍵する処理を行ったあと、順に打鍵するものだ。閉じ丸括弧し記述していないときには、表の設定の各項目を同時に打鍵するものとして設定する。以下のふたつ目の例は、順に打鍵する処理をしてから、同時に打鍵する処理を最終的に設定するものだ。
/* [a] [s] を同時に打鍵した後の設定 */ (-1E-1F)[ | | | | | | | | | | | | | |こ|け| | | |く|き|こ| | | | か| | | | | | | | |か| | | | |き|く| | | |け| | | | ]
/* [a] を打鍵した後、[s] と表中の当該キーを同時に打鍵する設定 */ -1E(-1F[ | | | | | | | | | | | | | |こ|け| | | |く|き|こ| | | | か| | | | | | | | |か| | | | |き|く| | | |け| | | | ]
順にも同時にも打鍵する配列の機能を利用して、「一打鍵ローマ字入力「ローナ」」を設定した。参考にして欲しい。