ノーマンが執筆した記憶術関連の書籍を読んだ

村上宣寛『心理学で何がわかるか』 (ちくま新書) の「第5章 記憶は確かか」の参考文献として、ノーマンの書籍が掲載されていた。認知心理学者ノーマンといえば、この日記で以前触れた。ただし、認知心理学に関する研究ではなく、キーボード配列に関する研究についてではあったが。以下のエントリーを参照のこと。

心理学で何がわかるか (ちくま新書)

心理学で何がわかるか (ちくま新書)

読んだのは二冊である。一冊は単著であり、もう一冊は共著だ。この二冊を通読して分かったことは何か。いわゆる記憶術に関して学術的な分析をかいつまんで知りたいならば、『記憶の科学』の方を読めばよい、ということだ。特に、記憶術に関する章の末尾三ページを熟読すべきである。

記憶の科学 (1978年)

記憶の科学 (1978年)


情報処理心理学入門2 注意と記憶

情報処理心理学入門2 注意と記憶