現行の DvorakJ の設定では、独自の日本語入力用配列を設定する方法が二種類存在する。第一は、キーボード配列を模した表に文字列を記述するものだ。第二は、打鍵する順序と出力する文字をタブ文字で区切りながら記述するものである。第一の方法で記述したのが、下駄配列や小梅配列の設定ファイルだ。他方、第二の方法は、きゅうり改や ACT09 の設定ファイルだ。
将来的には、独自の日本語入力用配列を設定する方法を一種類に統一したい。具体的には、キーボード配列を模した表であらゆる日本語入力用配列を設定できればよいと考えている。月 2-263 の設定ファイルを例として説明しよう。以下のように設定ファイルに記述すれば 月 2-263 を実装するようにしたい。
/* * 月 2-263 設定例 β版 */ /* 単打 */ [ 1|2|3|4|5|6|7|8|9|0| | | | そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|ち| | は|か| |と|た|く|う| |゛|き|れ| | す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・| ] /* 中段中指(3)*/ /* [D] */ sc020[ | | | | | | | | | | | | | そ|こ|し|て|ょ|ぬ|え|み|や|ぇ|「| | は|か| |と|た|ま|お|も|わ|ゆ|」| | す|け|に|な|さ|む|ろ|ね|ー|ぉ| ] /* 中段中指(3)*/ /* [K] */ sc025[ | | | | | | | | | | | | | ぁ|ひ|ほ|ふ|め|つ|ん|い|の|り|ち| | ぃ|を|ら|あ|よ|く|う| |゛|き|れ| | ぅ|へ|せ|ゅ|ゃ|っ|る|、|。|゜|・| ]
このように仕様を変更することで、DvorakJ に存在する不具合をいくつか解消できるのではないかと考えている。