blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

私が引っ越しで持って行くことにした書籍 9 冊

はじめに

以下のリストは、私が引っ越し先に持って行くことにした書籍 9 冊です。ここでは専門書を取り上げません。
とりわけ高校を卒業した方にとって、大概有用な書籍ではないでしょうか。

戸田山『論文の教室』

論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス)

論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス)


欧米における文章の執筆手法をかみ砕いて説明している本です*1。なにを書くべきか、そしてなにを書いてはいけないのか、について念をおして説明しています。欧米における作文作法の解説本と同様に、アウトラインを作成せよと口酸っぱく繰り返していることが特徴的な本です。

戸田山『論理学をつくる』

論理学をつくる

論理学をつくる


人口言語を自作しながら論理学を説明していく本です。上記の『論文の教室』と同様、かみ砕いた説明のみならず、練習問題が多く設けられています。独習者向けとして最適な本でしょう。

Browne and Keeley, Asking the Right Questions

Asking the Right Questions (9th Edition)

Asking the Right Questions (9th Edition)


ものごとをいつもとは違う視点から考えるにはどうすればよいのかを簡潔に説明している本です。以下の amazon の情報によると、約二週間後に、読み物がついた版 Asking the Right Questions, with Readings が出版されるようです。
Asking the Right Questions, with Readings

Asking the Right Questions, with Readings

畠山編『日本語の教科書』

日本語の教科書

日本語の教科書


統語論、意味論、音韻論、形態論、語用論から日本語を分析する様を見せてくれる入門書です。入門書という体裁をとりつつ、より詳しく説明している参考文献を適度に紹介しています。

庵ほか『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』

初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

初級を教える人のための日本語文法ハンドブック


日本語を母語としない人にどのようにして日本語の文法を教授するかを解説しています。日本語を母語とする人ならば、「テンス」や「アスペクト」といった聞き慣れない概念で日本語が分析されていることに驚くかもしれません。日本語を母語とせず且つ日本語を勉強している人と接するならば、この書籍を通読しておくとよいでしょう。

白畑ほか『英語習得の「常識」「非常識」――第二言語習得研究からの検証』

英語習得の「常識」「非常識」―第二言語習得研究からの検証

英語習得の「常識」「非常識」―第二言語習得研究からの検証


外国語の勉強の仕方につきどのような検証がなされてきたのか、その検証の結果を踏まえれば俗説をどのように分析できるか、といったことをわかりやすく解説しています。

今井『ファンダメンタル音声学』と竹林『英語音声学入門』

ファンダメンタル音声学

ファンダメンタル音声学


英語音声学入門

英語音声学入門


前者はイギリス英語に、後者はアメリカ英語に特化しています。

Wheelock and Lafleur, Wheelock's Latin

Wheelock's Latin, 6th Edition Revised

Wheelock's Latin, 6th Edition Revised


ラテン語関連の書籍にしては、非常に廉価なラテン語文法入門書です。

おわりに

以上で紹介した書籍は、わかりやすいことばで説明しているものばかりです。これらの本を図書館で手にとってみてはいかがでしょう?

*1:欧米における文章の執筆手法については、大井ほか編『クリティカル・シンキングと教育―日本の教育を再構築する』の大井執筆分を参考にしてください。[asin:4790712206:detail]