このエントリー中の以下の説明に興味を抱いた。
大した技術ではないとは言いながら私も驚いたのだが、ユーチューブに掲載された実演「YouTube - 䖝壩 - 花季護航 Green Dam」(参照)を見ると、香港サイトの検閲などの実例の後、最後のほうで、テキストエディターでも検閲機能が働いているようにも見える。ブラウザーからコピーバッファの検閲なのかもしれないが、もしかするとキーロガーというタイプの一種のスパイウェアのような機能を持っているのかもしれない。
件の症状は、以下の動画の2:19以降で見ることが出来る。
これはどういうからくりなのだろうか。ヒントが以下のウェブページに掲載されていた。"Method of monitoring"の項目を見てみよう。
これは「一種のスパイウェアのような機能」だろう。
話をすすめよう。極東ブログのエントリーの終盤では "Charter 08" を軸とした考察が展開されている。これに関連するものとして、上記の RFA のウェブページの "Method of monitoring" を再び見よう。
The system is only sophisticated enough to censor a small part of each page, such as an individual image. In an article about the 'Charter 08' movement on the RFA Web site, Green Dam removes the image of the Charter's cover page.
このソフトウェアは、画像中の文字情報を認識してそれを NG word 用データベースと照らし合わせているのだと思う。OCR 機能付きフィルタリングソフトウェア、といったところか。もちろん、 "Charter 8" のその画像そのものがフィルタリングのブラックリストに登録されているのかもしれないが。