非常に重要な点です。インターネット上にある情報をまとめてみます。
DVORAKの困ったところ - 丸井綜研
ここであげられているのは次の4点でしょう。
- 修飾キー(CommandやCtrl)と通常の文字のキーを組み合わせたコマンドが使いにくくなる
- viの移動キー (hjkl) がメチャクチャになってしまう
- 他のデバイスでは Dvorak 配列を使用できない
- 日本語入力で左手の使用率が 70% を超えるかも?
Dvorak配列に挑戦(まだ挑戦だけ) : Nacky - Snowland.net
ショートカット・キーがばらけてしまうことを指摘しています。
yuzoのPukiWiki - 日記/2004-10-16
vi と emacs などの操作が「非常に困難になった」と判断しています。
CWM 第195回 Dvorak配列
日本語入力では K と Y が入力しにくい位置にあることと、「Windowsなどのショートカットキーやコマンド」が打ちにくいこと、多くのソフトウェアのコマンドが QWERTY 配列を前提としているため、Dvorak 配列へと乗り換えにくいと指摘しています。
Dvorak配列は本当に優れているのか?
DvorakJP の提案者であるアキーズさんは次の点を指摘しています。
- j k y z の位置
- ショートカット・キーの変更
- QWERTY 配列でのタイピングが遅くなるであろうこと
Z の位置を問題と把握する点が特徴的です。
対応策
上記の問題の解決策を考えてみます。
修飾キーを使用するショートカット・キーについては、ショートカット・キーの入力時のみ QWERTY 配列に戻せばよいわけですよね?ここで注意すべきことは、ショートカット・キーといっても二種類存在することです。英単語の最初の一文字をショートカット・キーとするものと、キーの並びによりショートカット・キーと決めたものです。
前者は Ctrl + Z, Ctrl + X, Ctrl + C, Ctrl + V というものです。このように Windows では Ctrl キーに割り当てられています。QWERTY 配列と同様の動作をさせない積極的な理由は見あたりません。このショートカット・キーを Dvorak 配列でも使用できればよいでしょう。
後者は Ctrl + S (Save), Ctrl + N (New), Win + E (Exlorer), Alt + F (File), Alt + V (View) といったものがあります。英単語から連想されるショートカット・キーですから、こちらについては Dvorak 配列を出発点として考察するのがよいでしょう。
日本語入力については、お好きな日本語拡張入力方式を使用していただくとしましょう。まあ、Z の位置を変更する拡張入力方式はないですけれど……
問題はアプリケーション毎の対応でしょうか。