2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

残響のテロルの覚書

「残響のテロル」について私が考えたことを覚え書きとして残しておきたい。 ニコニコ生放送ではつい先日、最終話の11話を除く1話から10話までが放送された。プレミアムアカウントの利用者なら今でも見ることができる。未読の方はそちらをどうぞ。 ニコニコア…

矢内原忠雄「管理下の日本――終戦後満三年の随想」第4部

第3部は矢内原忠雄「管理下の日本――終戦後満三年の随想」 第3部 - blechmusikの日記で取り扱った。 今回取り上げるのは最後の第4部である。 4 [4-1] バビロン捕囚当時のユダヤ国と今日の日本とを、すべての点にわたつて同一視することはもちろん出来ない。時…

矢内原忠雄「管理下の日本――終戦後満三年の随想」 第3部

第2部は矢内原忠雄「管理下の日本――終戦後満三年の随想」第2部 - blechmusikの日記で取り扱った。 今回は第3部の内容を見てみる。 3 [3-1] 過ぐる戦争の間、私の思ひは屢々旧約聖書の預言者エレミヤの上にあつた。終戦後の今日も、私は度々彼と涙を共にする…

矢内原忠雄「管理下の日本――終戦後満三年の随想」第2部

第一部は矢内原忠雄「管理下の日本――終戦後満三年の随想」第1部 - blechmusikの日記で取り扱った。 今回は第二部の内容を見てみよう。 2 [2-1] 植民政策の学者は植民地政策を分類して、従属主義、同化主義及び自主主義となすことが普通である。従属主義とい…

絶版だった斎藤隆夫の自伝『回顧七十年』が復刊される

中公文庫のウェブサイトによると、本書は今月の25日に出版されるらしい。 回顧七十年|文庫|中央公論新社 回顧七十年作者: 斎藤隆夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/09/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 長らく絶版になっていた本書…