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blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

DvorakJで新下駄配列を使うための手順(画像あり)

 kouyさんが新下駄配列の使用例を動画として撮影しニコニコ動画に投稿していた。なるほど、キーボード配列の作者自身がこうした動画を公開すれば普及しやすくなるかもしれない。

 この新下駄配列をDvorakJで使用するにはどうすればよいかと先日問い合わせを受けた。キーボード入力をより高速化し楽にすることを望み、様々なキーボード配列を渉猟した結果新下駄配列に行き着いたとのことである。問い合わせて下さった方は、新下駄配列を利用するためにDvorakJをどのように設定しなければならないかを知りたいようだ。

 DvorakJでキーボード配列を変更するという際に、私が念頭においているのは次の二つの作業である。

  1. 利用するキーボード配列の設定ファイルを選択する
  2. そのキーボード配列の利用方法について調整を加える

 今回の問い合わせの内容に即して言い換えるとこうなる。

  1. 新下駄配列の設定ファイルを選択する
  2. 新下駄配列の利用方法について必要があれば調整を加える

 後者からまず説明しよう。何かしらのタイピング練習用ソフトウェアで新下駄配列を練習するならば、ツリー上の項目「日本語入力」を選択して「かな入力用の設定で日本語入力用配列を使用する」を有効にしなければならないが、それ以外の場合は無効にしたままでかまわない。当該箇所を示した画像を掲載する。

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 なぜ何かしらのタイピング練習用ソフトウェア向けの設定を有効にしなければならないのだろうか?それはDvorakJがキーの情報を適宜変更して発行しないと、意図しない結果が出力されてしまうからである。
 DvorakJを起動していない状態でタイピング練習用ソフトウェアに「あった」と入力する光景を思い浮かべてほしい。ローマ字入力であれば通例attaとキーを入力し、かな入力であれば「あ」「っ」「た」をそれぞれ一文字ずつ入力するために3Zqのキーを入力する。これは説明を要するまでもなく明らかなことだろう。
 ではDvorakJで新下駄配列を使ってそうしたソフトウェアに「あった」を入力するとき何のキーを実際に発行しているのか?「っ」一文字のみをローマ字入力で行うならば"lt(s)u"か"xt(s)u"を入力しなければならないので、実はaxtutaを発行してしまうのである。つまり、attaでも3Zqでもなく、「あ」「っ」「た」の各一文字に対応するローマ字入力をその都度出力してしまうのだ。
 そこで「かな入力用の設定で日本語入力用配列を使用する」を有効にすれば、かな入力用のキーを発行できるようになる。「あった」のかな入力に対応する3Zqのキーを発行するのだ。これでタイピング練習用ソフトウェアで新下駄配列を思う存分練習できるようになる。
 この機能を有効にすれば、濁音や半濁音についても「っ」と類似の処理をすることになる。これはいわゆる月配列の系統を念頭においたものである。
 要するにタイピング練習用ソフトウェアで濁音や半濁音、促音を一文字分として入力しようとするときには、「かな入力用の設定で日本語入力用配列を使用する」を有効にしなければならない。


 次に利用するキーボード配列の設定ファイルを選択する方法を説明する。まず先の画像を再掲しよう。上部にある、日本語入力用配列の設定ファイルを選択するボタンをクリックすること。

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 すると日本語入力用キーボード配列の設定ファイル選択画面が表示されるので、data/lang/jpn/同時に打鍵する配列/下駄配列系 を左側のツリー上から選択し、右側のテキストファイル名一覧に表示される「新下駄配列.txt」の列をクリックして選択状態にしてから、下部の選択ボタンをクリックする。


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 するとDvorakJの設定画面の右下に設けられている「日本語入力用配列」の配列名が「新下駄配列」に変更される。

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 こうした手順を踏めばDvorakJで新下駄配列を利用できる。万が一キーボード配列が正常に変更されないことがあれば DvorakJ を再起動してほしい。