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blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

黒塗り下駄配列 2012-02-27 版

黒塗り下駄配列

目次

  • 以前の版との相違点
  • 黒塗り下駄配列の特徴
  • 黒塗り下駄配列を使用するには
  • 基礎編
  • 数字編
  • 外来語編
  • 拗音編
  • 記号編
  • キーを三つ同時に打鍵する設定編
  • 特殊キー編
  • ファンクション・キー
  • 練習用テキスト
  • 補足

以前の版との相違点

以前の版については 黒塗り下駄配列 2011-01-23 版 - blechmusik2の日記を参照。

  • 清音の出力は原則として中指を使用するという原則をあてはめて、「ちょ」の配置を変更した。
  • 練習用問題集一式を誤って削除してしまったので、練習用テキストを新たに紹介した。
  • 補足情報として、私の DvorakJ の設定画面のキャプチャ画像を掲載した。

黒塗り下駄配列の特徴

  1. 用いるキーについて
    1. 文字キーを単独で打鍵するか、二つ以上同時に打鍵する*1
    2. 濁音を清音と同一のキーを用いて出力する
    3. 中段を多用する*2
  2. 出力する文字について
    1. 頻出の文字のつながりを考慮している*3
    2. 交互の打鍵をなるべく実現している*4

黒塗り下駄配列を使用するには

キーを三つ以上同時に打鍵したと判定できるソフトウェアを利用すること。私は自作のソフトウェア DvorakJを使用している。


基礎編

単打
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6
   
 
     
中段人差し指(2)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
               
                   
中段中指(3)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
 
 
   
中段薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
   
 
     
上段右手小指(6)と左手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1
     
   
     
片手で同じ段のキーを同時に打鍵
3--2   2--3  
DF JK

数字編

上段中指(3)と上段薬指(4)と逆の手の中段のキーを打鍵すれば、数字を出力できる。


外来語編

内閣告示の「外来語の表記」第二表*5に掲載されている文字を一回同時に打鍵することで出力する。

中段の人差し指(1)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      ウェ ウォ ドゥ トゥ      
        ウィ        
ヴォ ヴェ ヴィ ヴァ ヴュ グァ クァ クィ クェ クォ
中段の人差し指(2)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      チェ ヂェ ジェ シェ      
      ティ ディ      
フォ フェ フィ ファ テュ デュ ツァ ツィ ツェ ツォ
上段の人差し指(2)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      イェ フュ        
                   
                   

拗音編

JLOD配列の「頻出拗音の省略打ち」と「拗音+ク・ツの省略打ち」、黒塗り桐下駄配列 2010-02-20 版の拗音拡張キーを参考にした*6

上段の中指(3)と薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵

原則として、中指を使用すれば清音を、薬指を使用すれば濁音を出力する。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
きゅ   きゅう ひゅ ちゅ しゅ しゅう しゅっ しょく
きょ     きょう ひょう ちょう しょ     しょう
きゃく ひょ きょく きゃ ひゃ ちゃ しゃ ちょ    
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
ぎゅ   ぎゅう びゅ ぢゅ じゅ じゅう ちゅう ちょく
ぎょ     ぎょう びょう ぢょ じょう     じょ
ぎゃく びょ   ぎゃ びゃ ぢゃ じゃ      
中段の小指(5)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
にゅ     にょう ぴゅ みゅ りゅう     りゅ
    にゅう ぴょう みょう りょう     りょく
にょ ぴょ   にゃ ぴゃ みゃ りゃ りょ みょ  

記号編

片手で同じ段のキーを同時に打鍵
5--4   4--3   3--2   2--1   1--2   2--3   3--4   4--5  
QW WE ER RT £ YU UI IO OP
AS SD …… DF   FG HJ JK   KL l;
ZX XC _ CV VB NM M, ,. ./
5--3   5--2   2--5   3--5  
QE ―― QR [] UP {} IP <>
AD AF 「」 J; () K;
ZC ZV M/ ,/
片手で異なる段のキーを同時に打鍵
5--2   4--2   3--2   2--3   2--4   2--5  
QF WF EF IJ OJ PJ ´
AV   SV   DV KM LM   ;m  

キーを三つ同時に打鍵する設定編

「文字+ん」

「文字+ん」を出力するには、「中段中指(3)と逆側の手のキーを同時に打鍵」と、「中段薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵」における、中段のそのキーと同じ手の人差し指のキーを同時に打鍵する。

「文字+つ」

「文字+つ」を出力するにはつぎのように打鍵する。

  • 「中段中指(3)と逆側の手のキーを同時に打鍵」では上段中指(3)と中段人差し指(2)を、「中段薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵」は、上段中指(3)と中段薬指(4)を組み合わせて同時にキーを打鍵する
  • 単打で出力する文字については、上段中指(3)と中段小指(5)を組み合わせて同時にキーを打鍵する
「文字+っ」

「文字+っ」を出力するにはつぎのように打鍵する。

  • 「中段中指(3)と逆側の手のキーを同時に打鍵」と、「中段薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵」における、中段のそのキーと同じ手の下段人差し指のキー(2)を同時に打鍵する
  • 単打で出力する文字については、下段人差し指のキー(2)と中段小指(5)を組み合わせて同時にキーを打鍵する
「拗音+ン」

上段人差し指(2)と上段中指(3)で「シュン」や「キャン」を、上段人差し指(2)と上段薬指(4)で「ジュン」や「ギャン」を出力する。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      キュン ヒュン チュン シュン      
      キョン ヒョン チョン ション      
      キャン ヒャン チャン シャン      
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      ギュン ビュン ヂュン ジュン      
      ギョン ビョン ヂョン ジョン      
      ギャン ビャン ヂャン ジャン      

上段人差し指(2)と上段小指(5)で「ニャン」や「リュン」を出力する。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      ニョン ピュン ミュン リュン      
      ニュン ピョン ミョン リョン      
      ニャン ピャン ミャン リャン      
「数字」

「中段人差し指(2)と上段薬指(4)と、逆側の中段を使用する同時打鍵」で、最上段の数字キーを打鍵したことにする。

  • たとえば数字の 1 を出力するには、A J O のキー三つを同時に打鍵する。
  • 同様に、8 を出力するには、W F K を同時に打鍵すればよい。
「入力しにくい文字列」

「中段中指(3)と中段小指(5)と、逆の手のキーを同時に打鍵」で、あまり入力しやすくはない文字列を出力できる。設定は以下の通りである。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
おお させ この べき プロ ある すが つの り、
なら たら から は、 われ きに を、 い、 だ。 とり
らな せて まで ひろ ける その やめ れる

特殊キー編

片手で異なる段のキーを同時に打鍵
5--3   5--2   2--5   3--5  
AE S-BS AR C-BS ;U C-Enter ;I S-Enter
下段薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        HOME Page Down Page Up END
下段中指(3)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        S-LEFT S-DOWN S-UP S-RIGHT
下段人差し指(2)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        LEFT DOWN UP RIGHT
下段人差し指(1)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        C-LEFT C-DOWN C-UP C-RIGHT


以下の設定表の表記について説明しよう。「{}」で括ったキー名とその後に続く数字は、キーを数字分押すことを意味する。たとえば、{Enter 5}であれば Enter を 5 回押す。また、これらの同時打鍵で中段ではなく上段を使用すると、中段の設定に加えて Shift を出力する。

BS と Enter 版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Enter 5} {Enter 4} {Enter 3} {Enter 2} {Enter 1} {BS 1} {BS 2} {BS 3} {BS 4} {BS 5}
                   
               
                   
左カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Left 5} {Left 4} {Left 3} {Left 2} {Left 1} C-{Left 1} C-{Left 2} C-{Left 3} C-{Left 4} C-{Left 5}
                   
               
                   
下カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Down 5} {Down 4} {Down 3} {Down 2} {Down 1} C-{Down 1} C-{Down 2} C-{Down 3} C-{Down 4} C-{Down 5}
                   
               
                   
上カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Up 5} {Up 4} {Up 3} {Up 2} {Up 1} C-{Up 1} C-{Up 2} C-{Up 3} C-{Up 4} C-{Up 5}
                   
               
                   
右カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Right 5} {Right 4} {Right 3} {Right 2} {Right 1} C-{Right 1} C-{Right 2} C-{Right 3} C-{Right 4} C-{Right 5}
                   
               
                   

ファンクション・キー

下段人差し指(1)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
C-F1 C-F2 C-F3 C-F4 C-F5 C-F6 C-F7 C-F8 C-F9 C-F10 C-F11 C-F12
                       
                       
                 
下段人差し指(2)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 F10 F11 F12
                       
                       
                 
下段中指(3)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
S-F1 S-F2 S-F3 S-F4 S-F5 S-F6 S-F7 S-F8 S-F9 S-F10 S-F11 S-F12
                       
                       
                 
下段薬指(4)と逆側の手のキーを同時に打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
A-F1 A-F2 A-F3 A-F4 A-F5 A-F6 A-F7 A-F8 A-F9 A-F10 A-F11 A-F12
                       
                       
                 

練習用テキスト

「ここにあること」の歌詞を練習用テキストとして使用すればよいだろう。この歌詞には、黒塗り下駄配列で一度に出力する「ちゃ」「ちゅう」「きょう」、50音の文字中44文字*7と「ん」と「っ」があらわれるのだ。

曲にあわせて歌詞を入力できれば、日常の生活において黒塗り下駄配列を問題無く使用できるだろう。


補足

DvorakJ に収録している「黒塗り下駄配列」の設定ファイルには、上記の仕様に独自の設定を加えている。詳しくは設定ファイルを参照のこと。
頻繁に使用するBack SpaceEnterの配置を検討してみることを勧めたい。私は、前者を Caps Lockで、後者を ;で出力するよう設定している。

スムーズな文字入力を実現するために、直接入力と日本語入力を切り替える設定も見直したらどうだろうか。私は、無変換で直接入力に切り替え、変換で日本語入力に切り替えることにしている。