blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

市式仮配列を実装してみよう 第六回

第六回の概要

キーを発行する方法を習得し、市式仮配列の実装を終える。

キーを発行する「特殊拡張」

市式仮配列の「特殊拡張」は、特定のキーを発行するものである。たとえば、ア行用キー、ウ行用キー、オ行用キーのキー三つを押し下げた状態で、QWERTY 配列の A を打鍵すると、カーソル・キーの を押したことにする。特殊拡張として説明されているのは、カーソル移動のみならず、EnterBack Space の機能も含まれている。

キーを発行する設定方法

これまでの設定例の、文字を出力する設定方法とは異なり、キーを発行するには、キーの情報を中括弧で括る必要がある。Down を発行したいなら {Down} のように記述すること。ただし、 については、英単語を中括弧内に書かなくてもよく、{<-} や {->}、{←} や {→} と記述すればよい。

「特殊拡張」の実装

上記より、以下のように記述すれば、「特殊拡張」を実装できる。

({ア行}{ウ行}{オ行}[

{PgDn}|{Up}  |{PgUp}|
{<-}  |{Down}|{->}  |

]

({ア行}{イ行}{オ行}[


{Delete}|{Enter}|{BackSpace}|

]

おわりに

これで市式仮配列を実装し終えたことになる。その設定ファイルは、本日付の DvorakJ に早速収録している。設定ファイルの在処は、"\data\lang\jpn\順にも同時にも打鍵する配列\市式仮配列.txt" である。興味を抱いた方は、設定ファイルの内容を確認してみてほしい。


なお、「DvorakJというソフト……おそらくこれは実装できないと思います」と市式仮配列の作者が述べたのは、一年前の本日であった*1