blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

市式仮配列を実装してみよう 第一回

はじめに

「市式仮配列」なるキーボード配列を、数日を費やして DvorakJ に実装してみよう。その配列は以下のブログのエントリーで公開されている。市式仮配列という名称は、作者が2ちゃんねるのスレッドに書き込んだものである*1

実装する環境として想定しているのは、本日試しに公開した DvorakJ の版以降である。必要があれば、本日の別エントリー「昨日公開した機能に制約を設けた版を公開してみる - blechmusik2の日記」を参照すること。

ねらい

市式仮配列の実装を通して、DvorakJ の設定方法に慣れる。

市式仮配列の特徴

ickw0911のブログ : 新配列とりあえず完成。で、市式仮配列の作者はその特徴として次のように述べている。

配列そのものは割と普通。Km式や和ならべタイプの母音で、子音側の配列がちょっと違うかなという感じ。

これは、「ア段」「ウ段」「オ段」用のキーが右側中段に、「イ段」と「エ段」用のキーが右側上段にあることと、子音用のキーが左側にあることを意味している。Km式や和ならべについては、以下のリンク先を参照してほしい。

作者の説明を続けて見てみよう。

苦心すること数週間、一番実現させたかったのが下記のシステム。


ローマ字打ちなどの交互打鍵
下駄などの同時打鍵
月や花などのプリフィクスシフト
飛鳥などの連続シフト

なるほど、市式仮配列は上記のシステム 4 つから構成されている。それぞれのシステムについては後に簡単に説明するが、市式仮配列の作者も説明しているので確認してほしい。ここで、作者が例として挙げたキーボード配列へのリンクを張っておこう。

では、この 4 つのシステムを、DvorakJ においてどのように実装すればよいのだろう?後に説明していく過程で分かるように、DvorakJ では、「順に打鍵する配列」と「同時に打鍵する配列」としてキーボード配列を設定することによって、これら 4 つのシステムを実装する。

キーボード配列を実装するときに考えること2点

DvorakJ でキーボード配列を作成するときに考えることは、第一に、どのキーをどのように打鍵するかであり、第二に、どのような文字(やキー)を出力するかである。言い換えると、使用するキーと打鍵する方法を決定し、出力する文字(やキー)を選択する必要がある。上記のシステム 4 つは前者に関するものであり、ickw0911のブログ : 新配列とりあえず完成。の後半部分にある「二重母音(連母音)拡張」や「拗音拡張」は後者に関わるものである。

次回

次回は、「順に打鍵する配列」として、市式仮配列を実装し始めよう。