blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

現時点での DvorakJ の改変版を試しに公開してみる

本日付の版として、以下のアップローダーにてDvorakJを試しに公開している。

DvorakJ の処理全体を大きく書き換えている最中なので、ひょっとすると不具合がいつか存在しているかもしれない。たとえば、設定画面から設定を変更したにもかかわらず、その設定が反映されない、という不具合が考えられる。あまりにもひどい不具合のときには、以前の版にダウングレードして下さい。
そうはいうものの、今回公開する版には新機能をいくつか搭載しているので、興味を抱いた方はお試し下さい。例を挙げると、つぎのようなものがある。

  1. プログラムを起動し終えるまでの時間を大幅に短縮した
  2. メニューにアイコンを表示するようにした
  3. メニューや設定項目内のアクセスキーをきちんと動作させるようにした。
  4. 文字キーの押し上げを監視できるようにした。同時に打鍵する配列ならば、-1E を +1E とするように、- を + に書き換えるだけでよい。それ以外なら、(+1E のように、 - を (+ に書き換えること。
  5. 押し上げを監視するキーをNキー分設定できるようにした。ただし、キーボードによっては2キーや3キー分しか設定が反映されないこともあるだろう*1

最後の項目を具体的に説明しよう。黒塗り下駄配列の設定ファイルには、以下のような記述がある。これは、UI とキーをもう一つ同時に打鍵して出力することを意味している。ただし、同時とはいっても、DvorakJ の既定の設定では、文字キーは押し下げしか監視していないので、規定の時間内にキーを素早く打鍵しなければならない。実際には、UIF を素早く打鍵して「キョン」を出力する。

-option-input[
    [u] | -16
    [i] | -17

    {右上段2} | [u]
    {右上段3} | [i]
]

    {右上段2}{右上段3}[
            |    |    |      |      |
            |    |    |キュン|ヒュン|
            |    |    |キョン|ヒョン|
            |    |    |キャン|ヒャン|
    ]

この設定中 -16 と -17 を、 +16 と +17 に書き換えれば、素早く打鍵しなくてもよくなる。UI をずっと押し下げている状態で F を打鍵すると「キョン」を出力するのだ。
次に、実用的な例を示そう。同時に打鍵する配列を使用している方は、以下の設定を追記すれば、; を使用してカーソル移動できるようになる。; を押し下げている状態で A を打鍵すれば左にカーソル移動し、Z を打鍵すれば Shift を押し下げながら左にカーソル移動する。

/* [;] を押しながら左手側のキーを押す例 */
/* +{Left} で、[Shift] と [←] を押したことにする */

+27[
+{Home}|+{PgDn}|+{PgUp}|+{End}|     +{Enter}|
 {Home}| {PgDn}| {PgUp}| {End}|      {Enter}|
   {←}|   {↓}|   {↑}|  {→}| {back space}|
  +{←}|  +{↓}|  +{↑}| +{→}|+{back space}|
]

「順に打鍵する配列」か「順にも同時にも打鍵する配列」を使用している方は、以下のように記述すればよい。

/* [;] を押しながら左手側のキーを押す例 */
/* +{Left} で、[Shift] と [←] を押したことにする */

(+27[
+{Home}|+{PgDn}|+{PgUp}|  +{End}|+{back space}|
 {Home}| {PgDn}| {PgUp}|   {End}| {back space}|
 {Left}| {Down}|   {Up}| {Right}|      {enter}|
+{Left}|+{Down}|  +{Up}|+{Right}|     +{enter}|
]

もう少し調整してから、後日に最新版をきちんと公開しよう。

追記

「順に打鍵する配列」「順にも同時にも打鍵する配列」向けの説明を追記した。