blechmusikの日記

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「機能不全に陥っている日本の政治: 小沢一郎の逆襲」

いろいろ考えさせられる記事である。3段落目の読売新聞の世論調査については、首相続投賛成57%、支持上昇44%…読売調査 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)に詳細が掲載されている。
気になったことが二つある。第一は、鳩山元首相の今後の職務についてだ。五段落目には以下の記述がある。

歳川隆雄*1は、小沢氏がつぎのように噂されていると付言している。すなわち、もしも小沢氏が[民主党代表選で]選出されれば鳩山氏を外務大臣に登用する、と約束することで、移り気で有名な鳩山氏をおびき寄せたのである。


He adds that Mr Ozawa is rumoured to have enticed the notoriously fickle Mr Hatoyama by promising to make him foreign minister, if elected.

もしもこの噂通りで、かつ、小沢議員が民主党代表選で選出されれば、鳩山元首相は中国との外交関係をより親密なものにしていくと思われる*2。他方、アメリカとの外交関係は、ここ一年よりもさらに疎遠になるのだろうか。鳩山元首相の言動を注視する必要があろう。
第二は、The Enocomist 紙が派閥 (faction) ということばを使用していることだ。私が見聞きしている日本の報道においては、民主党内の勢力争いに関して「派閥」ということばを極力使用せず、「グループ」ということばを大概使用している。たとえば「小沢グループ*3「鳩山グループ」*4というものだ。なぜ「派閥」ではなく「グループ」ということばを使用するようになってきたかは不明である*5。将来的には『NHK ことばのハンドブック』に、「派閥」と「グループ」の使い分けが明記されるのだろうか*6。私は、The Economist のように、「派閥」ということばを自民党にも民主党に対しても同じように使用してかまわないと思っている。

NHKことばのハンドブック

NHKことばのハンドブック

*1:歳川隆雄のインサイドライン参照。

*2:首相時代の人脈生かし…鳩山氏、中国で外交活動 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)鳩山氏、温家宝首相と会談、環境分野で日中間の関係協力強化へ - インターナショナルビジネスタイムズ(IBTimes)を参照。

*3:時事ドットコム:小沢氏、結束呼び掛け=鳩山グループ懇親会160人出席

*4:民主党代表選:鳩山グループきょう研修会、小沢氏が出席へ 対抗馬の擁立加速 - 毎日jp(毎日新聞)

*5:日本のマスコミは、派閥よりもより緩い結束の団体をグループと呼んでいるのかもしれない。そうだとしたら、ここでいう「結束」が何を指すのか、強弱をどのようにして測定するのか、といった疑問が浮かんでくる。

*6:最新版の第二版には、「派閥」と「グループ」のどちらの語も収録されていない。なお、ここ最近のNHK は「議員グループ」ということばを使用しているようだ。