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blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

黒塗り桐下駄配列 2010-06-12 版

以前の版との相違点

以前の版については黒塗り桐下駄配列 2010-05-25 版 - blechmusik2の日記を参照。
今回の改訂では、【ワ行】の設定を変更した。

黒塗り桐下駄配列の概要

  1. 文字キー同士を最大三つ同時に打鍵する*1
  2. 子音キーと母音キーを原則として同時に打鍵する*2
  3. ただし、ヤ行と各行のあ段については、単打のみで出力する*3
  4. 中段を多用する*4
  5. 文字の頻度順のみならず、文字のつながりをも考慮して設定している*5
  6. 母音連続拡張を採用している*6
  7. 拗音拡張を採用している*7
  8. 撥音拡張を採用している*8
  9. 文字キー同士を同時に打鍵して特定の文字や記号を出力する
    • 内閣告示「外来語の表記」第一表と第二表の文字すべて*9
    • 記号の設定内容は黒塗り下駄配列のものとほぼ同一である*10

黒塗り桐下駄配列を実装しているソフトウェア

基礎編

単打
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6
から
 
子音キー + 母音キー、子音キー + 拗音拡張キー
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
yo yu ya yuu マ行 ワ行 ダ行 ガ行
o e i u you ラ行 カ行 タ行 ナ行 サ行
onn enn inn unn ann {捨て字} ハ行 ザ行 パ行 バ行

「ナ行」で拗音拡張キーを使用すると、yuu と you を逆にして出力する。 にゅう」は、「にょう」と比較して大幅に出現頻度が高いので、入力しやすい中段に配置した。
以下の表では、撥音拡張について省略した。ただし、{捨て字}における撥音拡張用の設定が異なる。当該キーを打鍵すれば、「ゑ」「ゐ」「ゎ」を入力できる。

右手\左手 単打 i u e o ya yu yo yuu you
カ行 きゃ きゅ きょ きゅう きょう
ガ行 ぎゃ ぎゅ ぎょ ぎゅう ぎょう
サ行 しゃ しゅ しょ しゅう しょう
ザ行 じゃ じゅ じょ じゅう じょう
タ行 ちゃ ちゅ ちょ ちゅう ちょう
ダ行 ぢゃ ぢゅ ぢょ ぢゅう ぢょう
ナ行 にゃ にゅ にょ にょう にゅう
ハ行 ひゃ ひゅ ひょ ひゅう ひょう
バ行 びゃ びゅ びょ びゅう びょう
パ行 ぴゃ ぴゅ ぴょ ぴゅう ぴょう
マ行 みゃ みゅ みょ みゅう みょう
ラ行 りゃ りゅ りょ りゅう りょう
ワ行   イェ
{捨て字}  
片手のみで行う、同じ段の同時打鍵
3--2   2--3  
DF JK

外来語編

内閣告示の「外来語の表記」に規定されている文字すべてを一回の同時打鍵で出力する*11
右手でキーを二つ同時に打鍵しつつ、左手のキーとも同時に打鍵する。つまり、キーを三つ同時に打鍵する。原則として、同段の☆のキー、すなわち人差し指を伸ばした位置にあるキーを打鍵する。ただし、例外として、サ行に関しては、下段人差し指のキー(2)を同時に打鍵する。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
yu マ行 ワ行 ダ行 ガ行
o e i u a カ行 タ行 サ行
(o) (e) (i)   (a) ハ行 ザ行 バ行

出力する文字列は以下の通りである。表には掲載していない設定として、タ行と左手下段のキーを打鍵して出力する「ツァ」「ツィ」「ツェ」「ツォ」がある。

右手\左手 a i u e o yu
カ行 クァ クィ   クェ クォ  
ガ行 グァ        
サ行       シェ  
ザ行       ジェ  
タ行   ティ トゥ チェ   テュ
ダ行   ディ ドゥ ヂェ   デュ
ハ行 ファ フィ   フェ フォ フュ
バ行 ヴァ ヴィ ヴェ ヴォ ヴュ
ワ行   ウィ   ウェ ウォ

発展編

子音キー + 母音連続拡張キーなど
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
ou マ行 ワ行 ダ行 ガ行
[a] [s] [d] [f] ラ行 カ行 タ行 ナ行 サ行
  ハ行 ザ行 パ行 バ行
右手\左手 ou [a][f] (oku) [s][f] (ei) [d][f] (uu) [s][d] (eki)
カ行 こう こく けい くう けき
ガ行 ごう ごく げい ぐう げき
サ行 そう そく せい すう せき
ザ行 ぞう ぞく ぜい ずう ぜき
タ行 とう とく てい つう てき
ダ行 どう どく でい づう でき
ナ行 のう のく ねい ぬう ねき
ハ行 ほう ほく へい ふう へき
バ行 ぼう ぼく べい ぷう べき
パ行 ぽう ぽく ぺい ぶう ぺき
マ行 もう もく めい むう めき
ラ行 ろう ろく れい るう れき
「文字」+「つ」

基礎編の設定をもとにして、右手でキーを二つ同時に打鍵すると、「文字」+「つ」を出力する。打鍵するキーは以下の通りだ。

行のキー 「つ」を一緒に出力するために同時に打鍵するキー
キー[1](人差し指) 同じ段の[5]
キー[2](人差し指) 同じ段の[5]
キー[3](中指) 同じ段の[2]
キー[4](薬指) 同じ段の[3]
キー[5](小指) 同じ段の[3]

ためしに「こつ」を出力してみる。「こつ」の一文字目は「こ」だから、右手で「カ行」のキーを打鍵する。この「カ行」のキーは[2]にあたるので、右手小指のキー[;] を同時に打鍵しつつ、左手の "o" を打鍵する。これで、"kotu"を出力するようになる。

「文字」+「っ」

上記の「文字」+「つ」のように、「文字」+「っ」も出力できる。こちらの設定では、原則として、DvorakJP の拗音拡張用のキーを同時に打鍵する。ただし、タ行については、上記の「文字」+「つ」の設定と牴触しているので、下段[2]のキーを打鍵すること。同様の理由により、サ行とナ行では上段[3]のキーを打鍵すること。この設定を表であらわすと、以下のようになる。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
  マ行      
        ラ行 カ行    
  ハ行      
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
    ワ行 ダ行 ガ行
               
    ザ行 パ行 バ行
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
         
            タ行    
       
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
       
              ナ行 サ行
         

特殊キー編

単打
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8
                    C-v ESC Del
                      C-c  
                    ENTER C-x  
                       

右手の上段中指 (3) と逆側の手を使用する同時打鍵

5 4 3 2 1
 
       
Tab     DEL  

右手の上段人差し指 (1) と逆側の手を使用する同時打鍵

5 4 3 2 1
HOME PgUp PgDn End  
         
         
片手のみで行う、異なる段の同時打鍵
5--3   5--2   2--5   3--5  
AE S-BS AR C-BS ;U C-Enter ;I S-Enter

*1:この配列は黒塗り下駄配列の派生である。

*2:たとえば、カ行のキーとオ段のキーを同時に打鍵して「こ」を出力する

*3:たとえば、単打で「よ」や「だ」を出力する

*4:"キーボード配列の評価の考慮要素 - blechmusik2の日記" < http://d.hatena.ne.jp/blechmusik2/20090401/1238513115 >参照。

*5:"ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく : 100万字日本語かなn-gramデータ" < http://kouy.exblog.jp/9731073/ >の 1-gram.txt, 2-gram.txt, 3-gram.txt, 4-gram.txt を参考にした。

*6:ガ行のキーと"ou"のキーを同時に打鍵して「ごう(gou)」を出力する

*7:サ行のキーと"you"のキーを同時に打鍵して「しょう(syou)」を出力する

*8:パ行のキーと"unn"のキーを同時に打鍵して「ぷん(punn)」を出力する

*9:< http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003933&clc=1000000068 >参照。

*10:括弧開きと括弧閉じ「」、長音記号二つ――三点リーダー二つ……など。

*11:< http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003933&clc=1000000068 >参照。