読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

黒塗り下駄配列 2010-05-26 版

お知らせ

黒塗り下駄配列 2010-07-28 版 - blechmusik2の日記を公開した。
以下の説明は旧版のものである。

以前の版との相違点

以前の版については黒塗り下駄配列 2010-04-19 版 - blechmusik2の日記を参照。
今回の改訂では、キーを三つ同時に打鍵する設定を盛り込んだ。また、接続表現を設定しないようにした。

黒塗り下駄配列の特徴5点

  1. 文字のキー同士を同時に打鍵する*1
  2. 濁音を清音と同一のキーで出力する
  3. 中段を多用する*2
  4. 頻出の文字だけではなく、文字のつながりを考慮している*3
  5. 交互の打鍵をできるだけ実現している*4

黒塗り下駄配列を実装しているソフトウェア

以前の版まで公開していた QWERTY 配列専用の低機能版ソフトウェアは、キーを三つ以上同時に打鍵する処理に対応していないので、更新を取りやめた。

基礎編

単打
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6
 
中段人差し指(2)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
               
                   
中段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
 
中段薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
 
中段の小指(5)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
               
    きに         れる    
上段の薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
               
                   
    とり         なら    
片手のみで行う、異なる段の同時打鍵
5--4   5--3   5--2   2--5   3--5   4--5  
ZS ZD ZF /J /K /L
5--2   4--2   2--4   2--5  
AV SV LM ;M
2--1   1--2  
RG UH
FB JN
片手のみで行う、同じ段の同時打鍵
3--2   2--3  
DF JK

数字編

上段中指(3)と上段薬指(4)と逆の手の中段のキーを打鍵すれば、数字を出力できる。

外来語編

内閣告示の「外来語の表記」の第二表に掲載されている文字を一回の同時打鍵で出力する*5

中段の人差し指(1)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      ウェ ウォ ドゥ トゥ      
        ウィ        
ヴォ ヴェ ヴィ ヴァ ヴュ グァ クァ クィ クェ クォ
中段の人差し指(2)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      チェ ヂェ ジェ シェ      
      ティ ディ      
フォ フェ フィ ファ テュ デュ ツァ ツィ ツェ ツォ
上段の人差し指(2)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
      イェ フュ        
                   
                   

拗音編

JLOD配列の「頻出拗音の省略打ち」と「拗音+ク・ツの省略打ち」、黒塗り桐下駄配列 2010-02-20 版の拗音拡張キーを参考にした*6

中段の小指(5)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
にゅ     にょう ぴゅ みゅ りゅう     りゅ
    にゅう ぴょう みょう りょう     りょく
にょ ぴょ   にゃ ぴゃ みゃ りゃ   みょ りょ
上段の中指(3)と薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵

原則として、中指を使用するときには清音を、薬指を使用するときには濁音を出力する。

5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
きゅ   きゅう ひゅ ちゅ しゅ しょく しゅっ しゅう
きょ     きょう ひょう ちょう しょ     しょう
きゃく ひょ きょく きゃ ひゃ ちゃ しゃ ちゅう ちょく ちょ
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
ぎゅ   ぎゅう びゅ ぢゅ じゅ ション しゅく じゅう
ぎょ     ぎょう びょう ぢょ じょう     じょ
ぎゃく びょ   ぎゃ びゃ ぢゃ じゃ   チャー ちゃく

特殊キー編

単打
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8
                    C-v ESC Del
                      C-c  
                    ENTER C-x  
                       
中段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                 
                   
              DEL INS TAB
片手のみで行う、異なる段の同時打鍵
5--3   5--2   2--5   3--5  
AE S-BS AR C-BS ;U C-Enter ;I S-Enter
下段薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        HOME Page Down Page Up END
下段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        S-LEFT S-DOWN S-UP S-RIGHT
下段人差し指(2)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        LEFT DOWN UP RIGHT
下段人差し指(1)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
                   
                   
        C-LEFT C-DOWN C-UP C-RIGHT


以下の設定表の表記について説明しよう。「{}」で括ったキー名とその後に続く数字は、キーを数字分押すことを意味する。たとえば、{Enter 5}であれば、 Enter を 5 回押す。また、これらの同時打鍵では、中段ではなく上段を使用すると、中段の設定に加えて Shift を出力する。

BS と Enter 版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Enter 5} {Enter 4} {Enter 3} {Enter 2} {Enter 1} {BS 1} {BS 2} {BS 3} {BS 4} {BS 5}
                   
               
                   
左カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Left 5} {Left 4} {Left 3} {Left 2} {Left 1} C-{Left 1} C-{Left 2} C-{Left 3} C-{Left 4} C-{Left 5}
                   
               
                   
下カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Down 5} {Down 4} {Down 3} {Down 2} {Down 1} C-{Down 1} C-{Down 2} C-{Down 3} C-{Down 4} C-{Down 5}
                   
               
                   
上カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Up 5} {Up 4} {Up 3} {Up 2} {Up 1} C-{Up 1} C-{Up 2} C-{Up 3} C-{Up 4} C-{Up 5}
                   
               
                   
右カーソルキー版
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5
{Right 5} {Right 4} {Right 3} {Right 2} {Right 1} C-{Right 1} C-{Right 2} C-{Right 3} C-{Right 4} C-{Right 5}
                   
               
                   

記号編

片手のみで行う、同じ段の同時打鍵
5--4   4--3   3--2   2--1   1--2   2--3   3--4   4--5  
QW WE ER RT £ YU UI IO OP
AS SD …… DF   FG HJ JK   KL l;
ZX XC _ CV VB NM M, ,. ./
5--3   5--2   2--5   3--5  
QE ―― QR [] UP {} IP <>
AD AF 「」 J; () K;
ZC ZV M/ ,/
片手のみで行う、異なる段の同時打鍵
5--2   4--2   3--2   2--3   2--4   2--5  
QF WF EF IJ OJ PJ ´
AV   SV   DV KM LM   ;m  

ファンクション・キー

下段人差し指(1)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
C-F1 C-F2 C-F3 C-F4 C-F5 C-F6 C-F7 C-F8 C-F9 C-F10 C-F11 C-F12
                       
                       
                 
下段人差し指(2)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 F10 F11 F12
                       
                       
                 
下段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
S-F1 S-F2 S-F3 S-F4 S-F5 S-F6 S-F7 S-F8 S-F9 S-F10 S-F11 S-F12
                       
                       
                 
下段薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵
5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7
A-F1 A-F2 A-F3 A-F4 A-F5 A-F6 A-F7 A-F8 A-F9 A-F10 A-F11 A-F12
                       
                       
                 

キーを三つ同時に打鍵する設定編

「文字+ん」

「文字+ん」を出力するには、「中段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵」と、「中段薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵」における、中段のそのキーと同じ手の人差し指のキーを同時に打鍵する。

「文字+つ」

「文字+つ」を出力するには、「中段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵」では上段中指(3)と中段人差し指(2)を、「中段薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵」は、上段中指(3)と中段薬指(4)を組み合わせて同時にキーを打鍵する。単打で出力する文字については、上段中指(3)と中段小指(5)を組み合わせて同時にキーを打鍵する。

「文字+っ」

「文字+っ」を出力するには、「中段中指(3)と逆側の手を使用する同時打鍵」と、「中段薬指(4)と逆側の手を使用する同時打鍵」における、中段のそのキーと同じ手の下段人差し指のキー(2)を同時に打鍵する。単打で出力する文字については、下段人差し指のキー(2)と中段小指(5)を組み合わせて同時にキーを打鍵する。

練習用テキスト

四種類の練習テキストを用意した。

テキストの作成にあたり、以下のウェブページを参照した。

補足

BS の配置を検討することを勧める。黒塗り下駄配列では Enter を入力しやすい位置に配置している。これと同様に、BS も入力しやすくすべきだろう。上述のソフトウェア DvorakJ ではこれらを簡単に設定できる。
日本語入力の有効と無効を切り替える手段も再考すべきだろう。私は、無変換を日本語入力を無効にする専用のキーとし、変換を日本語入力を有効にする専用のキーとしている。DvorakJ ではこのように設定することができる。

*1:この配列は、同時打鍵の配列である下駄配列塗り下駄配列の派生である。

*2:キーボード配列の評価の考慮要素 - blechmusik2の日記参照。

*3:ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく : 100万字日本語かなn-gramデータの 1-gram.txt, 2-gram.txt, 3-gram.txt, 4-gram.txt, 5-gram.txt すべてを参考にした。

*4:キーボード配列の評価の考慮要素 - blechmusik2の日記参照。

*5:< http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003933&clc=1000000068 >参照。

*6:高速タイピング JLOD配列 (Japanese Layout on Dvorak)

*7:http://kouy.exblog.jp/9731073/