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blechmusikの日記

キー・カスタマイズ・ソフトウェア "DvorakJ" の覚え書きをはじめとして様々なことを書いています。

mykey配列は 30 のキーでカーソルを移動したり Ins や Del 、数字を出力する配列である

mykey配列を解説している文献は、竜岡博「キーボード談義 6――半世紀のユーザからの提案」『bit』 Vol.22 No. 11 (1990) pp.40--49 (pp. 1188--1197) である。mykey配列をキーボード配列の表で示したのが、44 ページに掲載されている「図 6」だ。以下にリンクを張るウェブページでは、このmykey配列から、補助キーとカーソルキー部分を省いたものを紹介している。そして、mykey配列の全容を把握するには、 45 ページに掲載されている「表1 子音文字キー+母音文字キー・補助キー」を見るしかない。30 のキーのうちカーソル移動のみのキーを4つ設けている特異な配列である。mykey配列はこれにとどまらず、数字や Function キー、 Ins や Del を出力できる配列なのだ。

DvorakJ ではこの mykey配列をほぼ実装できる。正確に言うと、現在のところ、4 つの設定を除けば実装できる。DvorakJ では数字やファンクション・キーを出力できるのみならず、テンキー経由の数字入力をもエミュレートしうる。Back Space や Esc を出力するよう設定できることはいうまでもない。
現在の DvorakJ で実装できないのは、mykey配列に指定してある 4 つのプレフィックス・キー関連の設定だ。つぎの出力時に Shift や Ctrl をまず出力させるという設定については、 DvorakJ の設定ファイルで設定する方法では実現できない。勿論、特定の命令がなされたときにフラグを立てるようにすれば、プレフィックス・キーを出力できる。現在のところ、DvorakJ にはプレフィックス・キーを出力する機能を実装していない。
竜岡博は、文字キーをより多く打鍵することになっても、文字キーを交互打鍵することにこだわりを見せた。他方、私は、文字キーを交互打鍵に打鍵することから文字キー同士を同時に打鍵することに関心が移った。その一成果物が黒塗り下駄配列である。立場は異なるが、キーボード配列を改良するよう試行錯誤つづけた竜岡博の姿勢に敬服する。